私の妹が遊びに来た日のこと。
「お姉ちゃんちに行く」(※娘は私の妹のことをお姉ちゃんと呼ぶ)と突然言い出して、本当に一緒に帰って行ってしまった。
私と夫と息子の3人が残ったわけだけど、娘一人いないだけでなんとまあ静かなこと。いかに娘が賑やかしてくれていたかがよくわかる夜になった。
一緒にいると、遊ぼうと寄ってきたりこれ見てとうるさかったり、正直ちょっと黙っててくれと思うこともあったけど、いざ静かになると寂しいと思ってしまう。
こういう日はいつか突然やってくるんだなあ。寂しいけど、子どもが元気で楽しくやってくれるなら、笑って送り出してあげないとなあ。いつまでも子どもの世話を焼いて、依存気味になってちゃ良くないし、ちゃんと親が自分の人生を楽しんで充実させてる姿を見せたいし、なんてことまで考えた。
翌日、妹の家に迎えに行った。娘は夜に泣いたりしなかったそうだけど、いざ帰る時に「もう二度と来ない！」と言ってみんなを笑わせた。一人での外泊を経験してみて、娘なりに家の方がいいと表現したようだった。
こんな感じで娘の冒険は突然始まって無事終わった。本当に巣立つ日は、予想してるより早いかもしれない。
